還暦になりました。暮らし〜住まい方や生き方を模索していきます

下の子が就職して子育てが終了し、還暦を迎えました。65歳でリタイアする事を目標に頑張ろうと思っていましたが、70歳までは健康と向き合いつつ、何か仕事が出来たらと模索中

3年ぶりのマラソン大会 その②

フルマラソンの42.195㎞を走り抜くためには、その距離を走れる脚(マラソン脚)を作る必要があります。練習の一環に30㎞走があって、これをこなしていない事には、それなりに完走することは難しくなってきます。

大会までに私が走った最高の長距離は23㎞、それもダラダラと。

最初から無謀なチャレンジなのは、目に見えていました。


さて、折り返しの21㎞過ぎから、脚はますます攣って痛く、給水所で止まってはストレッチ、そのうち2、300m走ってはストレッチを繰り返します。そしてまたまた3度目のトイレ💧

そんな中、白髪で腰も曲がった70代と思しき女性ランナーがストレッチで止まった私を追い抜いて行きました。凄いっ‼︎ 

走り出すと、そのお姉さんランナーに追い付き追い越すのですが、またストレッチ中に追い越され…。それを何度と繰り返す中、見失ってしまいました💦 

素敵だなぁ。歳を重ねて、私もそんなランナーでいたいなぁ。


愛媛マラソンの最大の魅力は沿道の応援です。途切れることのない、力強くて暖かいおもてなしに、どれほど勇気づけられてきた事でしょう。

いつもなら、声援に「ありがとう!」と応えるのですが、ヨタヨタだったこの日は、心の中で返していました。

もはや4時間台でゴールする事は不可能だと分かった25㎞あたりから、脚が上がらなくなり、歩くスピードと変わらない歩みでゴールを目指す事になります。

不思議とリタイアしようとは思いませんでした。

途中の給水・給食スポットでは立ち止まり、歩きながらバナナやお饅頭を頬張りました。

これまでの大会ではタイムロスになるので、給水と持参したエネルギージェルを走りながら摂っていたものですが、今回は気にする事もありません。

残り1㎞が見えてきて、ようやく気持ちも脚も軽やかに。

少しだけスピードアップして無事ゴールできました。

いつもなら周りのランナーさんに写真を撮って貰うのに、今回は情け無くて一枚も自分の写真はありません。


これまで味わったことのない、長く苦しい旅路となり、途中『もうこれで最後の大会にしよう』と思いました。

ところが2日経った今。もう一度、最初からやり直してリベンジするぞー! と誓う私がいます。

不思議ですね。

また走りたくない病が出て、もしかしたら大会引退となるかもしれませんが、今はそう思うのです。


お土産に砥部焼のウサギさん。自分の干支なので、気に入ったものが見つかれば欲しいと思っていました。可愛い❤️

早速玄関に飾りました。