3年ぶりのマラソン大会 その②
フルマラソンの42.195㎞を走り抜くためには、その距離を走れる脚(マラソン脚)を作る必要があります。練習の一環に30㎞走があって、これをこなしていない事には、それなりに完走することは難しくなってきます。
大会までに私が走った最高の長距離は23㎞、それもダラダラと。
最初から無謀なチャレンジなのは、目に見えていました。
さて、折り返しの21㎞過ぎから、脚はますます攣って痛く、給水所で止まってはストレッチ、そのうち2、300m走ってはストレッチを繰り返します。そしてまたまた3度目のトイレ💧
そんな中、白髪で腰も曲がった70代と思しき女性ランナーがストレッチで止まった私を追い抜いて行きました。凄いっ‼︎
走り出すと、そのお姉さんランナーに追い付き追い越すのですが、またストレッチ中に追い越され…。それを何度と繰り返す中、見失ってしまいました💦
素敵だなぁ。歳を重ねて、私もそんなランナーでいたいなぁ。
愛媛マラソンの最大の魅力は沿道の応援です。途切れることのない、力強くて暖かいおもてなしに、どれほど勇気づけられてきた事でしょう。
いつもなら、声援に「ありがとう!」と応えるのですが、ヨタヨタだったこの日は、心の中で返していました。
もはや4時間台でゴールする事は不可能だと分かった25㎞あたりから、脚が上がらなくなり、歩くスピードと変わらない歩みでゴールを目指す事になります。
不思議とリタイアしようとは思いませんでした。
途中の給水・給食スポットでは立ち止まり、歩きながらバナナやお饅頭を頬張りました。
これまでの大会ではタイムロスになるので、給水と持参したエネルギージェルを走りながら摂っていたものですが、今回は気にする事もありません。
残り1㎞が見えてきて、ようやく気持ちも脚も軽やかに。
少しだけスピードアップして無事ゴールできました。
いつもなら周りのランナーさんに写真を撮って貰うのに、今回は情け無くて一枚も自分の写真はありません。
これまで味わったことのない、長く苦しい旅路となり、途中『もうこれで最後の大会にしよう』と思いました。
ところが2日経った今。もう一度、最初からやり直してリベンジするぞー! と誓う私がいます。
不思議ですね。
また走りたくない病が出て、もしかしたら大会引退となるかもしれませんが、今はそう思うのです。
お土産に砥部焼のウサギさん。自分の干支なので、気に入ったものが見つかれば欲しいと思っていました。可愛い❤️
早速玄関に飾りました。
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